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皆さんこんにちは!
株式会社藤三、更新担当の中西です。
さて今回は
~確認事項~
ということで、今回は、鉄骨加工工事における設計から施工までの「事前確認事項10選」を、現場経験をふまえて解説します♪
鉄骨工事は、「建物の骨組み=構造そのもの」をつくる極めて重要な工事。
しかし、その品質と安全、工程のすべては、実は“施工前の確認”によって左右されていると言っても過言ではありません。
鉄骨加工工事とは、設計図に基づき、H形鋼や角鋼管などの鋼材を切断・孔あけ・溶接・組立し、現場で建方できる状態に仕上げる工事です。
加工の段階で1mmのズレがあれば、それは建物全体に“ひずみ・接合不良・耐震性能低下”などの深刻な影響をもたらします。
だからこそ、「事前確認の徹底=品質確保の第一歩」なのです。
柱・梁・ブレースなどの部材位置と寸法は合っているか?
プレートのサイズ、ボルト孔位置、溶接記号が明確か?
アンカーボルト配置や基礎との取り合いに矛盾はないか?
📐 設計図だけで加工するとミスが出やすい。製作図(工作図)の正確さが鍵です。
使用する鋼材(SS400/SN490/SM490など)が設計通りか?
板厚・断面形状・長さの確認
高層・耐震建物の場合、SN材(溶接性に優れた材)が指定されていることも
🧾 材料ミルシート(材質証明書)の整合性確認は、検査や瑕疵責任に関わります。
高力ボルト(F10T/トルシア型)の規格と本数
溶接長さ・脚長・位置(全周/片側)などの溶接設計の明記
溶接部の非破壊検査(超音波探傷 UT、浸透探傷 PT)の範囲確認
🛠️ 現場溶接ではなく工場内溶接を優先する設計にすることが、精度と安全性の面で有利です。
重量部材の搬入順、組立順、建方ローテーションの確認
仮ボルト・建て起こし金物・クレーン計画との連携
狭小地や都市部では、搬入制限や時間制限があるため要注意
🚧 加工が終わっても「運べない・建てられない」では意味がない。工程とのリンクが重要です。
加工後の自主検査/第三者検査/発注者検査の内容とタイミング
材料受入・切断・孔あけ・組立・塗装・出荷の各段階での記録保存
記録媒体(写真/報告書/管理表)の形式確認
📋 全件検査が必要か、抜き取り検査でよいかなど、契約書・仕様書に準じて確認しましょう。
防錆処理は亜鉛めっき・ジンクリッチ塗装などの指定あり?
塗装の塗膜厚・回数・乾燥時間の仕様確認
耐火被覆処理(吹付けロックウール・耐火塗料)との関係
🎨 鉄骨は「むき出し」では使えない。仕上げ材との納まりや塗装工程との連携も設計時に検討すべきです。
最大長さ・重量により特殊車両通行許可が必要か?
夜間搬入やクレーン使用の有無
現場仮置きスペース・吊り上げ順の確認
📦 「加工精度」がいくら良くても、現場に運べなければ工程は破綻します。
仮設材、建て起こし用チェーン、スペーサーの準備
クレーン接続金具、玉掛け位置の明示
鉄骨建方計画(安全帯使用・足場計画との連携)
👷♂️ 「設計が終わったら終わり」ではない。現場の段取りまで設計に落とし込むのがプロの仕事です。
図面変更・追加工・溶接不良時の再加工手順
発注者・設計者・施工者の責任区分と承認フロー
再納品時の工程影響と費用負担の取り決め
📌 リスクを「ゼロ」にするのではなく、起きたときの対処を想定しておくことが重要です。
検査報告書、溶接記録、写真帳、ミルシートの提出期限
国交省や建築基準法に基づく中間検査・完了検査対応書類の整備
電子納品(PDF・CAD・写真)形式への対応有無
📝 デジタル対応も進む中、書類整備力は“施工力の一部”とみなされる時代です。
鉄骨加工工事は、材料→加工→出荷→建方と進む中で、後戻りができない一発勝負の連続です。
だからこそ、「施工が始まる前」にどれだけ準備できているかが、工事全体の成否を分ける最大のポイントになります。
図面と製作内容の整合性
材料の品質と入荷確認
現場との情報共有と建方手順の明確化
そのすべてが、“設計だけでは見えないリスク”を先に潰す力になります。
株式会社藤三では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
皆さんこんにちは!
株式会社藤三、更新担当の中西です。
さて今回は
~設計~
ということで、鉄骨加工工事における設計の役割・工程・注意点・最新動向までを、現場視点と設計者目線の両面から深く掘り下げてご紹介♪
目次
鉄骨構造は、鉄という強靭な素材を用いて、建物の「骨組み=構造躯体」を形成します。
その重要性ゆえに、1ミリのズレが建物全体の精度や安全性を左右する極めて精密な工程が求められます。
そして、この精度を支えているのが「設計」の力。
鉄骨工事における設計は、ただ構造図を描くことではありません。
その役割は多岐にわたり、以下のような要素が含まれます:
構造設計図を基にした製作可能な加工図の作成(製作図・詳細図)
部材の材質・断面形状・溶接仕様・接合方法の選定
建物の形状・用途・荷重条件に応じた強度・剛性の確保
製作・運搬・現場建方の施工性・安全性の配慮
📐 設計段階での判断が、現場作業のスムーズさや建物全体のコスト、精度、耐久性に大きく関わってきます。
建築設計から与えられた建物形状・階数・用途をもとに、構造形式・柱や梁のサイズを決定
地震・風圧・積雪などの荷重条件に基づく強度計算(構造計算)を行う
使用鋼材(SS400、SN490、SM490など)と接合方式(溶接 or 高力ボルト)を設計
📘 この段階では「安全かつ経済的な構造計画」が最重要となります。
柱・梁・ブレースの位置と断面
各部材の接合部ディテール(仕口・プレート・溶接長さなど)
アンカーボルトの位置・ベースプレートの厚み・基礎との取り合い
📏 図面化された内容は、鉄骨ファブリケーターが製作図を作るための基準となります。
構造図を基に、実際に工場で鉄骨を製作するための詳細図面を作成します。
部材図:H鋼・角鋼管・チャンネルなど各部材の長さ・加工寸法
組立図:梁と柱の接合位置、ボルト孔の配置、溶接記号
配置図:現場での鉄骨の組立順序・部品番号・建方手順の基礎
📐 製作図には「0.1mm単位の寸法精度」「溶接方法」「孔明け位置」などが厳密に記載されます。
溶接長不足や配置ミスにより、応力が集中し破断のリスクが高まる
高力ボルト併用部との関係を把握し、合理的な接合ディテール設計が必要
🛠️ 「どの方向からどの力がかかるか」を理解して、設計に落とし込むことが肝心です。
重量バランスのとれたユニット設計
ボルト位置やプレート形状を現場作業者の手順・姿勢で考える
仮ボルト位置・建て起こし金物の干渉有無などを図面で確認
👷♂️ 設計は「描くこと」ではなく、「現場を動かすための準備」です。
曲げ・切断が難しい形状/穴あけが密集したパターンの回避
既製品鋼材サイズに合わせた最適寸法
現場溶接より工場溶接で完了できる設計が高品質
📦 設計段階で製作工場の声を取り入れると、加工コスト削減と精度向上が同時に実現します。
高さ10m超の鉄骨柱は熱による伸縮(1mm~数mm)を想定
制振構造・耐震構造ではブレース配置や減衰装置設置の余裕寸法を設計に反映
📐「動かない構造」ではなく、「適切に動いて壊れない構造」を設計することが求められます。
スラブ・外壁・設備配管との干渉チェック
ファイヤーストップ/防火区画の納まり確認
サッシ開口や階段・エレベーターピットとの鉄骨接合納まり
📋 鉄骨設計は建築全体の「調整役」でもあるという自覚が必要です。
3Dモデル上で部材の接合・干渉チェックが可能
製作図・積算・工程管理まで連携したトータル設計が主流に
現場とのデータ共有により、設計変更のスピードが劇的向上
💡 「図面」から「データモデル」へ。設計者と施工者の垣根を越える時代です。
軽量化設計による資源削減
鉄のリサイクル特性を活かした脱炭素建築への対応
施工廃材削減を前提とした設計
🌱 構造設計も“環境配慮の時代”に突入しています。
鉄骨加工工事における設計は、
「建物が倒れないように設計する」だけではなく、
「工場が作りやすく、現場が組み立てやすく、安全に運用できるように設計する」という、極めて多面的な業務です。
数字の裏にある“人”の作業を考える
ディテールの先にある“構造全体”を見据える
設計図が、現場と建物の“言葉”になる
それが、私たちが大切にしている「鉄骨設計の本質」です。
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さて今回は
~耐久性~
ということで、、鉄骨建方工事における耐久性の概念、影響を与える要因、具体的な向上策、最新技術の活用について詳しく解説します♪
鉄骨建方工事は、建物の骨組みを形成する重要なプロセスであり、その耐久性は建築物の長寿命化と安全性に直結します。適切な設計、施工、材料の選定、定期的なメンテナンスがなされていなければ、鉄骨の劣化や損傷が進行し、耐震性の低下や事故につながる可能性があります。
目次
鉄骨建方工事における耐久性とは、長期間にわたって建物の構造を支え、安全性を維持する性能を指します。
耐久性が低下すると、以下のようなリスクが発生します。
こうした問題を未然に防ぐために、耐久性を向上させるための対策が必要です。
鉄骨の耐久性に影響を与える主な要因は以下の通りです。
鉄骨は、周囲の環境によって劣化速度が異なります。
環境要因 | 影響 |
---|---|
湿度・水分 | 錆・腐食の進行を加速 |
温度変化 | 熱膨張・収縮による歪み |
化学物質(酸・塩分) | 腐食の進行 |
風圧・地震 | 接合部への負担 |
特に、海沿いや工業地帯では塩害・化学腐食が進行しやすいため、特別な対策が必要になります。
耐久性の確保には、施工精度が重要です。
施工精度が低いと、後々のメンテナンスコストが増加するため、適切な施工管理が求められます。
鉄骨の耐久性を維持するためには、定期的な点検と補修が必要です。
点検項目 | 内容 |
---|---|
錆・腐食の有無 | 表面の劣化・塗装の剥がれを確認 |
ボルト・溶接部の確認 | 緩み・亀裂の有無を点検 |
たわみ・歪みのチェック | 水平・垂直のズレを確認 |
耐震補強の確認 | ダンパー・ブレースの状態を点検 |
**超音波探傷検査(UT)や磁粉探傷試験(MT)**を活用することで、目に見えない内部の損傷を検出できます。
近年、鉄骨の耐久性向上に向けた最新技術の導入が進んでいます。
鉄骨建方工事の耐久性を向上させるには、適切な材料の選定・防錆対策・精密な施工・定期点検の実施が不可欠です。
✔ 重要ポイントまとめ
✅ 高耐久な鉄骨・ボルトを使用する
✅ 防錆処理・塗装を徹底する
✅ 正確な施工と溶接管理を行う
✅ IoTや最新技術を活用し、リアルタイムで劣化を監視する
これらの対策を講じることで、鉄骨建方の長寿命化と安全性の向上が実現できます。
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さて今回は
~組み方~
ということで、鉄骨建方工事の基本的な流れ、組み方のポイント、安全対策、最新技術の活用について詳しく解説します♪
鉄骨建方工事は、建築物の骨組みを形成する重要な工程です。鉄骨の組み方には、安全性・精度・作業効率のすべてを考慮した施工計画が求められます。
目次
鉄骨建方工事とは、建物の鉄骨フレームを組み立てる作業を指します。クレーンを使用して鉄骨を吊り上げ、ボルトや溶接で接合しながら建物の骨格を形成していきます。
この工程は、建物の強度や精度に直接影響するため、適切な手順と技術が求められます。
鉄骨建方の基本的な流れは、以下のようになります。
建方作業の前に、以下の準備を行います。
ブレースは鉄骨構造の耐震性や安定性を確保するための補強材です。
クレーンの位置が悪いと作業効率が低下します。
鉄骨建方工事は高所作業が多く、事故リスクが高いため、安全対策が不可欠です。
リスク | 対策 |
---|---|
高所作業の転落 | フルハーネス安全帯の使用、足場の設置 |
クレーン作業時の事故 | 合図者の配置、無線での連携 |
ボルト締結不良 | 目視確認+トルクレンチによる管理 |
強風による鉄骨の揺れ | 風速5m/s以上で作業を一時停止 |
また、朝礼やKY(危険予知)活動を毎日実施し、作業員全員でリスクを共有することが重要です。
近年、鉄骨建方工事ではデジタル技術の活用が進んでいます。
鉄骨建方工事では、正確な施工計画、安全対策、効率的な作業が求められます。
✔ 重要ポイントのまとめ
✅ クレーン配置・作業順序を計画的に決定する
✅ 仮締め・本締めの適切なタイミングを守る
✅ 最新技術(BIM、レーザー測定、ドローン)を活用する
✅ 高所作業の安全管理を徹底する
これらを意識することで、鉄骨建方工事の品質向上と安全確保につながります。今後も技術革新を取り入れながら、安全で効率的な施工を目指しましょう。
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~鉄則~
ということで、鉄骨工事における「鉄則」を「計画・設計」「材料・品質管理」「組立・施工」「安全管理」「環境対応」の5つの視点から深く掘り下げ、鉄骨工事の成功に不可欠な要素を詳しく解説します♪
鉄骨工事は、高層ビル・橋梁・工場・商業施設などの建設に不可欠な技術です。鉄骨構造は強度・耐久性・施工性に優れている一方で、重量が大きく、現場での精密な作業が求められるため、安全管理や品質管理が極めて重要になります。
目次
鉄骨工事では、施工の精度が建物の耐久性や安全性に直結するため、計画段階での徹底した準備が必須です。
✅ 鉄則:「施工前にBIMや3Dモデルを活用し、鉄骨の配置や接合部を事前検証する」
鉄骨工事には、大きく分けて「S造」「SRC造」「SS(スーパー ストラクチャー)造」などの工法があり、用途によって適切な構造を選定する必要があります。
✅ 鉄則:「建物の特性に応じた適切な鉄骨工法を選定する」
鉄骨工事では、使用する鋼材の種類や加工精度が建物の耐久性に直結します。
✅ 鉄則:「建築基準法・JIS規格に準拠した適正な鋼材を使用する」
✅ 鉄則:「工場加工時の寸法精度を確保し、現場での手直しを最小限に抑える」
鉄骨工事では、部材同士を接合する方法として「溶接」と「高力ボルト接合」があります。
✅ 鉄則:「適切な接合方法を選択し、強度と施工性を両立する」
✅ 鉄則:「ミリ単位の精度管理を徹底し、施工誤差を抑える」
鉄骨工事は高所作業が多いため、墜落や転倒のリスクが高い。
✅ 鉄則:「安全帯・親綱・足場を徹底し、高所作業の安全を確保する」
✅ 鉄則:「鉄骨の揚重計画を策定し、安全なクレーン作業を実施する」
鉄骨はリサイクル可能な建材であり、環境負荷の低減が求められる。
✅ 鉄則:「鉄骨のリユース・リサイクルを推進し、廃棄物を最小限にする」
鉄骨工事は、計画・品質・施工・安全・環境のすべてにおいて厳格な管理が求められる分野です。
✅ 計画段階でBIMを活用し、施工精度を向上
✅ 鋼材の品質管理を徹底し、不適格材を排除
✅ 接合方法を最適化し、耐震性・強度を確保
✅ 安全対策を徹底し、作業員のリスクを最小限に
✅ 環境配慮を進め、持続可能な鉄骨工事を実現
これらの鉄則を守ることで、鉄骨工事の品質と信頼性を確保し、未来の建築技術の発展につなげることができるでしょう。🏗✨
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~歴史~
ということで、鉄骨工事の歴史とその背景について、技術の進化や社会の変遷とともに詳しく解説します♪
鉄骨工事は、現代建築において欠かせない技術の一つです。高層ビルや橋梁、大規模な工場・倉庫など、強度・耐久性・施工性に優れた構造物を実現するために発展してきた建築技術です。
しかし、鉄骨工事の歴史を振り返ると、古代の鉄の利用から始まり、産業革命を経て近代建築に革命をもたらした鉄骨構造の発展が見えてきます。
目次
鉄の利用は、紀元前3000年頃のメソポタミア文明に遡ります。この時代の鉄は、主に武器や農具として使用されていましたが、建築にはほとんど利用されていませんでした。
中世では、鉄は主に城壁や防衛施設の補強材として使用されました。
しかし、この時代の鉄は高価であり、建築の主要構造として使われることはほとんどなかった。
18世紀後半の産業革命により、鉄の製造技術が大きく進歩しました。
この時期、鉄は建築材料としての可能性を持ち始めたが、まだ鋳鉄(鉄を溶かして鋳型に流し込む方法)が主流であり、十分な強度や柔軟性には欠けていた。
19世紀後半には、鋼鉄(スチール)が登場し、鉄骨構造の発展を大きく後押ししました。
この時期、鉄骨構造の技術が確立され、高層建築や大規模な橋梁に応用されるようになった。
19世紀末には、アメリカ・シカゴやニューヨークで鉄骨を使った超高層ビル(スカイスクレイパー)が登場。
この時期には、**鉄骨とコンクリートを組み合わせた「鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)構造」**が生まれ、耐震性の向上が図られる。
現在の鉄骨工事は、超高層ビルや大規模な建築に欠かせない技術として発展しています。
「ブルジュ・ハリファ」(2010年・ドバイ)
「東京スカイツリー」(2012年・日本)
近年、鉄骨工事は環境負荷の低減と効率化を目指した技術革新が進んでいます。
✅ 古代~中世:鉄は補強材として使用(ローマ帝国・ゴシック建築)。
✅ 産業革命(18世紀~19世紀):鉄骨構造の基盤が確立(アイアンブリッジ・エッフェル塔)。
✅ 20世紀~現代:高層ビル・橋梁建設で鉄骨工事が不可欠に(エンパイア・ステート・ビル・東京スカイツリー)。
✅ 21世紀~未来:スマート建築技術や環境配慮型の鉄骨構造へ進化。
鉄骨工事は、建築技術の進化とともに発展し、今後もさらなる革新が期待される分野です。💡🏗️
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私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
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皆さんこんにちは!
株式会社藤三、更新担当の中西です。
目次
今回は、鉄骨工事がどのように街づくりに貢献しているのかについてお話しします。
私たちが日常的に利用する建物や橋、高速道路。これらの背後には、鉄骨工事という縁の下の力持ち的な存在があります。
鉄骨は高い強度と柔軟性を持ち、都市の発展やインフラ整備には欠かせない素材です。
鉄骨工事がどのように街を支え、人々の暮らしを豊かにしているのか、具体例を交えながらご紹介します!
鉄骨の強度と軽さは、高層ビルの建設に最適です。
鉄骨は形状やサイズが自由に加工できるため、ユニークな建物デザインを可能にします。
例: 東京スカイツリーや大阪の梅田スカイビルは、鉄骨の特性を生かして建設された代表的な建物です。
大きな橋や高速道路を支える骨組みには、鉄骨が使われることが多いです。
鉄骨は、高速道路の高架橋や鉄道の駅舎にも活躍しています。
例: 瀬戸大橋や明石海峡大橋は、鉄骨技術を駆使して建設された巨大なインフラです。
鉄骨は、リサイクルが可能な素材であるため、環境への配慮が求められる現代の街づくりにおいても重要な役割を果たしています。
鉄はリサイクル率が非常に高い素材です。
不要になった鉄骨は再溶解され、新しい建築資材として再利用されます。
鉄骨工事では、製造工程や運搬時のCO2排出量を削減する取り組みも進んでいます。
省エネルギー技術を導入することで、環境負荷を最小限に抑えた街づくりが可能です。
鉄骨工事の技術は、次世代の建築物にも応用されています。
鉄骨工事は、都市部だけでなく地方の発展にも貢献しています。
新しい橋や公共施設の整備により、地域の利便性が向上し、観光や産業の発展を後押しします。
次回は「環境に優しい鉄骨工事」をテーマに、持続可能な建設技術やエコフレンドリーな素材の活用について詳しく解説します。
鉄骨がどのように未来の街づくりを支えているのか、お楽しみに!
以上、第4回鉄骨工事雑学講座でした!
次回の第5回もお楽しみに!
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皆さんこんにちは!
株式会社藤三、更新担当の中西です。
今回は、鉄骨工事の現場で活躍する「職人技」と「最新技術」についてご紹介します。
鉄骨工事は、建物の基礎を支える重要な工程であり、職人の経験と最新技術が互いに補完し合いながら進められます。
その過程では、人の手でしかできない繊細な作業から、最新の機械が生み出す高精度な加工まで、幅広い技術が使われています。
それでは、現場の舞台裏を覗いてみましょう!
鉄骨工事では、経験とスキルが求められる場面が数多くあります。
ここでは特に重要な2つの工程をご紹介します。
溶接は、鉄骨同士を強固につなぎ、建物全体の構造を支える重要な工程です。
鉄骨工事では、鉄骨を組み上げるために高所での作業が頻繁に行われます。
鉄骨工事の現場では、最新技術が作業の効率化と精度向上に大きく貢献しています。
鉄骨工事は、頑丈で耐久性の高い建物を支えるために欠かせない工程です。
職人の経験と最新技術が一体となることで、質の高い施工が可能になります。
次回は、鉄骨工事がどのように街づくりに貢献しているのかをテーマにお届けします。
安全で美しい建物を支える鉄骨工事の社会的な意義について詳しく解説します。
以上、第3回鉄骨工事雑学講座でした!
次回の第4回もお楽しみに!
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皆さんこんにちは!
株式会社藤三、更新担当の中西です。
本日は第2回鉄骨工事雑学講座!
今回は、鉄骨工事の流れについてです
今回は、鉄骨工事がどのように進むのか、その具体的な工程をご紹介します。
一つひとつのステップが建物の完成に向けた重要なピースとなっているので、ぜひ最後までお読みくださいね!
1. 設計と図面の作成
鉄骨工事の始まりは、設計図面の作成から!
建物全体の設計図をもとに、鉄骨工事用の詳細な図面を作成します。
この図面には、鉄骨の大きさや位置、接合方法がミリ単位で記載されています。
構造計算:
鉄骨が建物を安全に支えられるよう、強度や耐震性を計算します。
CADによる設計:
現代ではCAD(コンピュータ支援設計)を使い、精密な図面を作成します。
これが工事の「青写真」になるんです!
2. 工場での鉄骨加工
次に、設計図をもとに工場で鉄骨を加工します。
ここでの加工が正確であるほど、現場での組み立てがスムーズに進みます。
切断と穴あけ:
鉄材を必要な長さに切断し、ボルトやナットを取り付けるための穴を開けます。
溶接:
必要に応じて、複数の鉄骨を溶接でつなぎ合わせます。
職人が行う手作業と最新のロボット技術が組み合わされています。
防錆処理と塗装:
鉄骨に錆び止めを施し、長期間にわたって耐久性を保てるようにします。
3. 現場での組み立て
加工された鉄骨が現場に運ばれ、いよいよ建物の形が作られていきます。
ここからが現場作業の見せ場です!
柱の設置:
最初に柱を垂直に立てます。
建物全体の骨格を支える基礎なので、精密な調整が必要です。
梁(はり)の設置:
柱と柱をつなぐ梁を取り付けます。
クレーンを使いながら、職人たちがチームで連携して作業を進めます。
ブレースの設置:
建物の耐震性を高めるために、斜めの補強材(ブレース)を取り付けます。
4. 溶接と仕上げ
組み立てが終わったら、各接合部分を溶接して固定します。
この作業が建物の強度を左右する重要な工程です。
溶接:
鉄骨同士をしっかりと接合し、構造全体の一体感を高めます。
塗装:
最後に塗装を施して、外観を美しく仕上げると同時に、さらに防錆効果を高めます。
鉄骨工事の魅力
鉄骨が設置されると、建物の全体像が目に見える形で現れてきます。
この瞬間は、工事に携わる全員が達成感を味わえる特別な時間です!
高い建物の形が空に向かって伸びていく様子は、圧巻の光景です。
職人たちのチームワークが形となり、建物が完成するまでの過程を支えています。
次回は、「鉄骨工事の現場で使われる道具や技術」について詳しくお話しします!
鉄骨工事に欠かせない道具や、現代の技術革新がどのように作業を効率化しているのか、分かりやすく解説しますのでお楽しみに!
以上、第2回鉄骨工事雑学講座でした!
次回の第3回もお楽しみに!
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いよいよ寒くなってきましたが、皆さん元気に過ごされていますか?
風邪をひかないよう、防寒対策を徹底していきましょう!
さて、本日からシリーズ更新が始まります!
株式会社藤三監修!
鉄骨工事雑学講座!
鉄骨工事に関する豆知識を毎回少しずつお届けしたいと思います。
記念すべき第1回目のテーマは!
鉄骨工事の仕事についてです!
鉄骨工事と聞いて、どんな仕事を想像しますか?
「鉄骨を使って建物を作る仕事」と簡単にイメージされるかもしれませんが、実はその役割はとても重要で奥深いんです。
今回は、鉄骨工事の基本について、フレンドリーにご紹介します!
鉄骨工事の基本とは?
鉄骨工事は、建物の「骨組み」を作る仕事です。
この骨組みがしっかりしていないと、どれだけ美しい外観や快適な内装を施しても安全な建物にはなりません。
建物の骨組みを作る
鉄骨を使って、建物の柱や梁(はり)を組み立てます。
これらは建物の全体の形や構造を支える重要なパーツです。
たとえるなら、人間の「骨格」のような存在!
高い耐久性
鉄骨は非常に頑丈で、地震や強風といった自然の力にも耐えることができます。
そのため、高層ビルや大規模な商業施設、橋など、耐久性が求められる建物に多く使用されています。
最近では、住宅にも鉄骨を取り入れることで、災害に強い家が増えています。
建設現場での正確な作業
鉄骨工事は、ミリ単位の精度が求められる繊細な仕事でもあります。
現場ではクレーンを使って巨大な鉄骨を吊り上げながら、職人たちが寸分の狂いもなく組み立てていきます。
この正確さが、建物全体の耐久性や安全性を左右するのです。
鉄骨工事が選ばれる理由
スピード:
鉄骨は工場であらかじめ加工されているので、現場での組み立てがスムーズに進みます。
デザインの自由度:
鉄骨は強度が高いため、大きな窓や広い空間を作りたい場合にも対応可能。
建築デザインの幅が広がります。
環境への配慮:
鉄はリサイクルが可能な素材なので、サステナブルな建築材料としても注目されています。
次回は、「鉄骨工事がどのように進むのか」についてお話しします!
鉄骨が工場で加工されるところから、現場で組み立てられるまでの流れを詳しく解説します。
「どうやって鉄骨が建物の形になるの?」という疑問にお答えしますので、お楽しみに!
以上、第1回鉄骨工事雑学講座でした!
次回の第2回もお楽しみに!
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