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第12回鉄骨工事雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社藤三、更新担当の中西です。

 

 

鉄骨工事の未来

~変わる現場、進化するプロの現場力~

前回に続き、今回は「鉄骨工事の未来」についてお話します。

かつては“力仕事”のイメージが強かった鉄骨工事の世界。
しかし、今やテクノロジーと人間力が融合する時代へとシフトしています。

この先、鉄骨工事はどう変わっていくのか?未来を担うカギを紐解いていきましょう!


■ 変わる現場①:ロボットとICTの導入

 

鉄骨工事の現場では、すでにさまざまなICT・ロボット技術が実用化されています。

  • 鉄骨搬入の自動化(無人台車、ガイドセンサー)

  • 高所での自動溶接ロボット

  • 3Dスキャナーによる鉄骨位置確認

  • BIM(ビム)との連携でミスゼロ化

これにより、施工のスピードと精度が大幅に向上
人手不足を補い、安全性も確保しやすくなってきています。


■ 変わる現場②:職人の“可視化”と“多様化”

 

AI・ロボットの導入が進んでも、最終調整や現場判断は人の経験が頼り
だからこそ、以下のような“人づくり”も未来の大きなテーマです。

  • 若手職人の教育を見える化(eラーニングや技能動画)

  • 多様な人材(女性・外国人)の登用

  • SNSやWebで「鉄骨の仕事の魅力」を発信

今の若い世代に響くような“働き方”や“やりがいの可視化”が、業界全体の未来を支えます。


■ 変わる現場③:サステナビリティの重視

 

環境負荷の少ない建築が求められる中、鉄骨工事もサステナブル建設の一翼を担う存在として進化しています。

  • 再利用できる部材の標準化

  • 脱炭素構造への対応(ZEB・LCCM建築)

  • 鉄骨のトレーサビリティ管理(どこで誰が加工したか)

“モノを作る”だけでなく、“価値を創る”工事へと変わっていくのです。


■ 今後の展望:鉄骨工事は「町を作るリーダー」へ

 

鉄骨工事の現場は、単に「建物をつくる」場所ではありません。
未来の街づくり、エネルギー政策、防災・減災に至るまで、社会基盤を支える重要な要素として位置づけられています。

  • 災害復旧や仮設構造物の迅速対応

  • 環境配慮型まちづくりへの参画

  • 公共工事における品質基準の主導的役割

つまり、鉄骨工事業界は今、“建設の主役”へと進化している最中なのです。


■ まとめ:鉄骨工事の未来は“人と技術”が支える

 

テクノロジーが進化しても、最後に現場を支えるのは「人」。
そして、環境を守りながら、安心・安全な構造物をつくるのが「技術」。

鉄骨工事の未来は、「進化」と「継承」のバランスを取りながら、さらに魅力的な業界へと広がっていくことでしょう。

次回もお楽しみに!

 

 

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